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文化施設逍遙 Archive

「文化施設逍遙」vol.3〜仙台文学館&武田こうじさん〜

仙台は、詩の街だと思う。青春文学の街だと思う。

 
島崎藤村の近代詩の幕開けとなる金字塔「若菜集」、この仙台の地で創ったんです。
土井晩翠もいる。「三太郎の日記」の阿部次郎もいる。夭折の天才詩人・富永太郎も仙台で「青春時代」を過ごした…。
仙台には、きっと、そんな「青春感覚」を触発するような何かがあるんだと思います。仙台の文学を「青春」というキーワードに、生き生きとした「生活者の視点」で見直したら、面白いんじゃないでしょうか。
 
その流れで取り上げたいひとりが「尾形亀之助」です。
…で、いろいろ探していたら、「仙台文学館」主催の「詩の文学館」という企画で、在仙の詩人・武田こうじさんによるポエトリーリーディング「尾形亀之助を読む」というものに行き当たった。
 
「仙台文学館」と言えば、杜の都文学の、一番象徴的な場所であり、シンクタンク。もっともっと仙台の人が利用したらいいのに…と思ってしまうほど、魅力的な居心地のいい場所です。明治以降、現代にいたるまで、仙台ゆかりの文人たちを紹介してくれています。いろいろなイベントや講習会も開かれています。
センダイ自由大学にとって、何歩も先を歩いていられる大先輩的、尊敬に値する存在です。
来年の1/17(土)〜3/8(日)には、常設展示室の特集コーナーで「宮藤官九郎展」もあるとか。う〜ん、かなり、くすぐられる企画です。

<仙台文学館>
住所/仙台市青葉区北根2-7-1
TEL/022-271-3020
http://www.lit.city.sendai.jp/
開館時間/9:00~17:00(展示室への入室は16:30まで)
休館日/月曜日(休日は開館)、休日の翌日(休日は開館)、1月~11月の第4木曜日(休日は開館)、年末年始(12月28日~1月4日)(詳細はホームページカレンダーをご覧ください)

 

…で、「詩の文学館」のお話。取り組みは4年目。DCの今年は、仙台にゆかりのある詩人たち(草野心平・晩翠・藤村)のゆかりの地で詩を耳で楽しもう、という趣向。
最終回の尾形亀之助は尾形屋敷があった西公園の近く。場所はページェントの光の海に浮かび上がる、午後7時のせんだいメディアテーク。スターバックスコーヒーさんのクリスマスブレンドという1杯のコーヒーとともに始まった。

「私は夕方になると自分の顔を感じる」という言葉がある第一詩集「色ガラスの街」に始まり、武田さんの自作の詩も交わる。

 
「亀之助の詩は今でいうブログに似ています。日常の中で心に浮かんだものをすっと写し取っているようです」という武田さんの言葉どおり、気取らない言葉が、気取らない声とともに流れてくる。

 

やっぱり仙台の街は、詩が似合う。いや、街自体が詩なんだ、と確信しました。

終わったあと、武田さんとお話をさせていただく。ポエトリーリーディングは10年以上やっているとか…。
「日常の生活の中で生まれた詩をいち早く伝えたい。だったら、こっちから詩を持って会いにいっちゃおうって思ったんです…」

 
天文台で詩を読む。動物園で詩を読む。お父さんと子どもと一緒に詩を読む。

 

街を舞台に詩を響かせる。街をキャンパスにしようというセンダイ自由大学とすごくシンクロしていると勝手に思ってしまいました。

 

仙台文学館さんに、武田こうじさん。
ページェントの煌めきの中で、いい出会いができました。
ぜひ、センダイ自由大学もいっしょに何かやらしていただければ…。そう思った一夜でした。
 
<武田こうじさん>
在仙の詩人。ポエトリーリーディングのほか、詩のワークショップの講師、ラジオのパーソナリティ、雑誌の連載など精力的に活動されています。

http://www.kojitakeda.net/

○武田こうじさんイベント情報
12/20(土)「パパといっしょにおはなし会」
18:30〜19:30(開場は18:20〜)
場所:仙台市民図書館(せんだいメディアテーク3階)
お問い合わせ:仙台市民図書館 TEL 261-1585

「文化施設逍遙」vol.2〜仙台市博物館〜

広瀬川にかかる大橋をわたると、左手に見えてくる仙台市博物館。

 
歴代藩主の甲冑や、支倉常長ら慶長遣欧使節関係資料など伊達家ゆかりの文化財を中心に仙台の歴史と美術を紹介されています。年4回の展示替が行われる常設展のほか、さまざまな特別展や企画展も催されているので要チェックです。

 
…で、今回訪れたのは、11月14日から開催中で話題の特別展「平泉」を見るため。

 
中尊寺金色堂西北壇の諸仏と福島県・勝常寺の薬師三尊像という東北地方では貴重な国宝の仏像が同時に見られるとなれば、仏像ファンとしてはもう鼻息ものです。

平安時代後期奥州藤原氏が開いた平泉は、多くの人の心をとらえてきた質の高い仏教文化が魅力。
特に中尊寺金色堂や毛越寺庭園など浄土景観を実際にこの東北の地に創り上げていたわけですから、圧倒されてため息が出てしまいます。
金色堂には藤原三代のミイラが眠っているとか。まさに自身を犠牲にして浄土世界をこの世に創ろうとしたのかも知れませんね。

 
会場は熱気ムンムン。皆さん、国宝・重要文化財約100点を含む仏教美術の名品や歴史資料など約250点という貴重な文化資料の数々に興奮気味です。

 
個人的には、東北らしい(?)素朴な仏像が気に入りました。
例えば、聖観音菩薩立像(国重文)。横に鉈(なた)の跡が見られる鉈彫りで、東北鉈彫仏の最高傑作と言われているものだそう。
そして長く伸びた目や厚い唇がつくる個性的な表情が印象的な如来立像や、愛らしい童女のような表情が目を奪う伝吉祥天立像など…。

 
あと、小さいけれど、釘付けになってしまったのが、毛越寺大乗院の訶梨帝母像。
もともとは鬼神・般闍迦の妻であり鬼女。人の子をさらい食べていたが、釈迦により我が子を失う悲しさを説かれ、仏教に帰依。善神となってからは、安産を司る神となったとか。なにかもの悲しい、祈るような表情はそういうところから来ているのかも知れません。

 
…もっともっと書きたいことがありますが、このあたりで。期間は12月21日(日) までです。ぜひ、お見逃しなく。

http://www.city.sendai.jp/kyouiku/museum/
 
<仙台市博物館>
住所/仙台市青葉区川内26<仙台城三の丸跡>
TEL/022-225-3074
開館時間/9:00~16:45(入館は16:15)
休館日/月曜日(祝休日の場合は翌日)、祝休日の翌平日、年末年始

「文化施設逍遙」vol.1〜輪王寺〜

杜の都・センダイには、いろんな文化スポットやアートスポットがあります。

この貴重な文化資産をもっともっと市民の皆さんに広めていくこともセンダイ自由大学の取り組みのひとつにしていいのでは…。

ということで新たに「文化施設逍遙」というコーナーを新設しました。

 

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第1回は北山にある「輪王寺」さん。

 

「植樹祭」をされたり、いろんな環境教育や、ボランティア活動など、幅広い社会活動をされています。その様子はホームページで御覧ください。

http://www.rinno-ji.or.jp/

 

その中で、個人的に興味を持ったのが一般の人にも開放されている「坐禅会」。毎週土曜日18:30〜20:00までで行われます。

 

さっそく先週土曜日、体験してきました。

最初に40分、坐禅をします。何も考えないようにと言われても、自然といろいろな雑念が浮かんできてしまう。

 

昔読んだ道元禅師の「正法眼蔵」に「仏道をならうというは. 自己をならうなり。自己をならうとは、自己をわするるなり」と書かれていましたが、なかなか自分を忘れるなんてできないな〜と痛感。そのうち、足がしびれてきてしまう。心を静かにすることも難しいけれど、身体を静かに落ち着けることも難しいと悟った次第。

 

後半も坐禅をしながら、住職のありがたいお言葉を聞く。

「少欲知足(欲を少なくして足ることを知る)」という言葉が心に沁みます。環境問題、エネルギー問題、不景気の時代にあって、まず「欲を少なく」して小さなWINを分け合うことが必要だと感じました。貴重な坐禅体験をさせていただきました。

 

本日、128日はお釈迦様の「悟りの日」だそう。また、来年にうかがいたいです。

 

次は、いろいろ取り組まれている環境関連のお話などをお聞きできれば…と思っています。

 

<輪王寺>

住所:〒981-0931 宮城県仙台市青葉区北山1丁目14-1

TEL022-234-5327

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